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〒330-0063

さいたま市浦和区高砂4‐3‐18
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開館時間・休館日

【開館時間】
午前9時~午後5時
(複写の申込み受付は、4時30分まで)
【休館日】
 月曜日、毎月末日、祝日、年末年始(12月29日~翌1月3日)
 特別整理期間(春・秋 各10日間以内)
年間カレンダー
 

カウンタ

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渡り廊下パネル展示「『県庁』にみる埼玉の歴史」がはじまりました!

 11月14日(火)の「県民の日」より、埼玉県庁の本庁舎と第二庁舎を結ぶ3階渡り廊下にて、パネル展示「『県庁』にみる埼玉の歴史」がはじまりました。11月29日(水)までの期間限定企画です。

 今回の展示では、埼玉県の誕生以来県政の中心となってきた「県庁」に焦点をあて、明治4年(1871)の埼玉県設置から現在の県庁舎が出来るまでの歴代県庁舎の変遷をたどりながら、明治時代以降の埼玉県の歴史を紹介します。

 展示の中身は、明治初期に撮られた初代埼玉県庁舎や、昭和9年(1934)の昭和天皇の行幸を機に改修された県庁舎、昭和23年(1948)10月25日に発生した火災で炎上する県庁舎など、様々な県庁舎の写真がご覧いただけます。また、当館が所蔵する「埼玉県行政文書」や古文書といった歴史資料もたくさん紹介しており、見ごたえのある展示内容をなっています。

 この機会にぜひ、歴代の埼玉県庁舎と、それにまつわる埼玉県の歴史に触れていただければ幸いです。みなさまのご来場を、心よりお待ちしています。

 

- 平成29年度県庁渡り廊下パネル展示 -

1展示テーマ 「『県庁』にみる埼玉の歴史」

2期   間 平成29年11月14日(火)~29日(水)(11日間)

       ※土日祝日閉庁、14日は県庁オープンデーの一環として開催

3時   間 8:30~17:15

4場   所 県庁3階渡り廊下

5問 合 せ 埼玉県立文書館

       (さいたま市浦和区高砂4-3-18 電話048-865-0112

(もんすけ)

 

第25回 古文書担当あらかると

 こんにちは。文書館古文書担当の まつを です。文書館も長らく休館をしていましたが、今月からようやく暫定開館の運びとなりました。いろいろとご不便をおかけしますが、今後もご活用のほどよろしくお願いいたします(暫定開館の詳細についてはこちら)。

 さて、今回の「もんじろうかわら版」では、古文書担当からいろいろと紹介・宣伝をしたく思います。

 大規模改修にむけて文書館内をからっぽにするために、古文書担当でも資料点検や古文書を収める中性紙箱の整理などを急ピッチでおこないました。この機に、古文書のなかからあまり目にすることのない「史料」もご紹介しておきたいと思います。

 古文書といえば、まずは紙資料を思い起こされるかと思いますが、その資料を納めていた入れ物(古文書箱)も実は大事な当時の生き証人(?)です。


 文書館では、古文書をお預かりするときに文書を入れていた古文書箱ごとお預かりすることがあります。おかげさまで文書館収蔵の古文書も年々右肩上がりに増えていきましたが、その裏で古文書を納めていた「入れ物」も大変な数を収蔵することになりました。

 今回の引っ越しに際しては、それら古文書箱も梱包して館外に持ち出すことになりまして、日頃は保存庫から外に出ることのない文書箱たちも、事前に清掃・点検するため顔を出しました。

 その数、およそ230箱。写真の仮整理室にも1回では入りきらず、1度総入れ替えをして順次整理をしていきました。箱の大きさも大小様々。3人がかりでやっとという大きさのものもチラホラです。

 これら古文書箱のほこりや汚れを払い落とし、現状を記したタグをつけていきました。その後、引っ越しの際に壊れたりすることのないように、一つずつ丁寧に梱包をしていただきました。

 古文書といえば本紙だけが重要だと思われがちですが、古文書を保存してきた入れ物も実に非常に価値のある史料です。

 もちろん、貴重な古文書を守るという本来の役割は言うに及びませんが、伝来の過程で記された書付けや目録などからは、古文書の伝来や所蔵者の趣向など、実に多くの情報を読み取ることができるのです。

 そうした観点から、こうした古文書箱も立派な「古文書」の一つといえるでしょう。さまざまな形態をもつ「古文書」を、今後も後世に伝えるべくわれわれ文書館は大切に守っていきたいと思います。

 続きまして、県立歴史と民俗の博物館との共催展示2つと関連事業について御案内します。

 現在、歴史と民俗の博物館の常設展示室第9室では、人物展示「鉢形城主 北条氏邦」を開催しています。県立文書館収蔵の古文書のなかから、北条氏邦に関する史料十数点を展示しています。数こそあまり多くはありませんが、貴重な中世史料による展示となっています。会期は、平成291024日(火)~121日(日)です。ぜひ、足をお運びください。

 人物展示とともに足を運んでいただきたいといえば、11月3日(金)から歴史と民俗の博物館 特別「上杉家の名刀と三十五腰」とともに開催しております、「文書館収蔵文書展 関東管領上杉氏と埼玉の戦国武将」も見逃せません。

 こちらは、室町時代から戦国時代にかけて関東・武州を舞台に活躍した、関東管領上杉氏の歴史を中心に、そのなかで活躍した埼玉の戦国武将の様相を描きます。今回の特別展の主役である上杉家については、関東管領として勢力を誇った上杉氏抜きでは語れません。この2つの展示を合わせてみていただくことで、室町~戦国時代の理解を何倍にも深めることができるのではないかと思います。

 本展は、現在特別展に至る季節展示室にて絶賛開催中です。展示では、県指定文化財に登録されたばかりの小室家文書のほか、同じく指定文化財である貴重な中世文書・安保文書ほか多くの古文書がでております。また、茶室の趣きに竹林の庭を眺めながら古文書を観る、という普通の観覧スタイルとは一風異なる「癒し」テイストにもなっていますので、歴史とやすらぎの空間を是非御賞味ください。

 なお、展示解説は11月23日(木・勤労感謝の日)の13時30分から、歴史と民俗の博物館講堂にて行います。事前予約等は不要ですので、みなさまのご参加お待ちしています。

●「文書館収蔵文書展 関東管領上杉氏と埼玉の戦国武将」の展示風景

以上、古文書担当からのあらかるとでした。みなさまのご参加、ご観覧をお待ちしています。


                                                      《まつを》

 

第24回 11月から暫定開館しました!

 10月後半の週末、文書館閲覧室は、北隣のK・Sビル2階への引越しを無事済ませ、11月1日(水)から暫定開館となりました(なお、このK・Sビル1Fには武蔵野銀行県庁支店、その他の階も各種テナントが入っています)。


 御案内のとおり、一部の資料を除き、外部の保管庫に委託しているため、御利用の際は、事前(2週間前まで)に、閲覧日時、閲覧資料を予約いただき、資料を取り寄せて閲覧いただくことをお願いしています。


 暫定開館中は閲覧できる資料も限定されているため、実際にどれだけの来館者を迎えることができるか、職員一同多少不安な気持ちの中の初日でしたが、13名の方からの御利用がありました。

 6月からの臨時休館により、皆様方には御迷惑をおかけしておりましたが、11月以降新たな場所での閲覧業務を再開しましたので、これからの御利用お待ちしております。

地図実(ちずみ)


 

 

第23回 地図教室~地図から歴史を読む 埼玉古墳群~

 10月28日(土)、県立さきたま史跡の博物館と共催し、「地図教室」を実施しました。

 今回の会場となったさきたま史跡の博物館のある行田市ですが、御存じのとおり、5年前に映画になった小説「のぼうの城」や、またこの10月からTBS系列で放映されているドラマ「陸王」の舞台になるなど、何かと話題になっているところです(当日も「陸王」のロケが市内で予定されていて賑わっていたようです)。

 

 当初の計画では午前中にガイダンスと講義を受けて、午後は古墳群を巡る予定でした。しかし台風22号の影響により、当日の午後から本格的に雨が降り出すとの天気予報を受けて、午前中に古墳巡りが済むように計画を組み替えました。講義は午後実施とし、午前中にガイダンスと古墳巡りというように変更する旨について、前日、当館HPに載せて参加者の方々に御案内をしました。

 当日の朝は、どんよりとした曇空でしたが、秋の深まりとともに色づき始めた木々が美しく、受付準備等に追われている職員も時折手を休め、会場廊下の窓から見える紅葉を楽しむことができました。気のせいか、文書館のある浦和と比べると、県北である行田の方が紅葉の到来が早く感じられます。


 さきたま史跡の博物館学芸員の方からのガイダンス後、参加者29名と担当職員一同は傘と講義資料を片手に、まずは瓦塚古墳、奥の山古墳、鉄砲山古墳と巡っていきました。講師の先生と当館学芸員からの説明に対し、熱心な参加者からの質問が飛び交っていました。


 次に、愛宕山古墳、二子山古墳、丸墓山古墳、稲荷山古墳、将軍山古墳と進んでいきます。この丸墓山古墳は日本一大きな円墳で墳頂まで登ることができます。墳頂から望む光景に、映画「のぼうの城」の見せ場である忍城の水攻めのシーンを思い浮かべた参加者もいたのではないでしょうか。
 

  


 続いて稲荷山古墳、こちらも墳頂まで上がり、国宝を出土した河原石でつくった埋葬施設の様子を見た後、最後は将軍山古墳の展示館も見学しました。

 時折、小雨が降り慌てて傘を差すこともありましたが、無事3時間弱の古墳群巡りを終えることができました。その後の昼食休憩を挟み、午後からは坂本和俊講師の講義を聴きました。最後は、当館学芸員からの解説を交えながらの、さきたま史跡の博物館の国宝展示室見学で締め括りとなりました。

 

 今回は、さきたま史跡の博物館との共催により実現できた「埼玉古墳群」をテーマにした「地図教室」となりました。現在、文書館は大規模改修中のため、今までは館内で開催できた講義等も、今回のように外部施設と共催する等の様々な工夫を凝らして実施しています。昨年度までの文書館事業とはまた違った方法で、「文書館の楽しさ・奥深さ」を伝えていければと思っています。

 これから実施する予定の文書館事業の御案内については、随時、館HP、チラシ等で御案内します。皆様方のお申込み、お待ちしてます。

地図(ちず)()

 

第22回 開館準備は着々と(?)進んでいます

 先日、台風も近づきつつある冷たい雨の中、暫定開館のための引越し作業を行いました。

引越し業者の皆さんには、パワフルかつ繊細な搬出をしていただきありがとうございました。

 主に閲覧室の準備を進めたのですが、設置予定の物品を実際にならべてみると、思っていたよりも通路が狭かったり、あるいは何もない空間ができてしまったりと、調整しながら進めるのに一苦労でした。



 11月1日からの閲覧開始に向けて、着々と(
)準備は進んでいます。

 閲覧のご案内につきましては、当館ホームページ(http://www.monjo.spec.ed.jp/)で行っております。

 ご予約はパソコンからの電子申請や、FAXなどがご利用いただけます。

 皆様のご利用をお待ちしております。
                             総務担当M

 

第21回 パネル展示「日本鉄道会社と桶川」を開催しています!

 もんじろうかわらばん第19回で紹介した、パネル展示「日本鉄道会社と桶川」が、桶川駅西口のおけがわマイン3階のOKEGAWA honプラス+イベントスペースで開催中です。

 埼玉県立文書館が保管している国の重要文化財「埼玉県行政文書」、県内旧家の古文書や報道写真などを通して、明治時代に桶川に鉄道が開通し、桶川駅が設置された経緯などを紹介しています。



桶川駅西口のおけがわマインが会場です。



パネルはこんな感じで作っています。

 文書館は現在大規模改修工事のため、臨時休館中ですが(平成29111日より、隣接するビルで暫定開館します)、こうした展示を通しても、文書館や保存・活用している文書についてより多くの方に知っていただきたいと考えています。また文書館による展示の特徴は、展示を通して興味をもっていただいた文書を実際に手にとって閲覧できるという点です(複製などによる場合もあります)。大規模改修工事が終了し、リニューアルオープンしたあかつきにはぜひ、ご来館いただいて、文書を利用していただければ幸いです。



文書館のしごとの紹介や大規模改修工事中のご案内もしています。

 さて、現在の高崎線は、明治14年(1881)に設立された日本最初の民間鉄道会社である日本鉄道会社によって建設されました。明治16年(1883)に上野から熊谷までが仮開業、翌年には高崎・前橋までが開業しました。開業当初には桶川には停車場(駅)は置かれませんでしたが、明治18年(1885)に吹上停車場と同時に開業しました。

 文書館が保存する行政文書のなかには、桶川に停車場が設置される際の敷地の取得についての文書が含まれていて、今回パネルにして紹介しています。停車場敷地は県を通して買収されていますが、中山道の宿場である桶川の町から新しい停車場の敷地までの新道敷地は、桶川宿の人々が相談して提供していることが行政文書からわかります。この文書に添付された新道の図面には、幅「四間」(約7メートル)とあります(下の写真)。


停車場への新道の図面と現在の駅前通り
 
 いま、桶川駅東口から旧中山道に伸びる駅前通りをみると、ちょうどそれくらいの幅になっていて、明治時代に停車場が設置されたときそのままのようです。このように文書を通して、地域の歴史についての理解を深めることができます。

 桶川の旧中山道沿いを歩いてみると、かつて紅花の商いで繁盛した土蔵造の商家などをみることもできます。桶川駅西口のおけがわマイン3階のOKEGAWA honプラス+での、パネル展示「日本鉄道会社と桶川」をご覧いただいたあとは、ぜひ東口の、かつての宿場町のほうにも足を運んでみてください。

 


江戸時代後期に建てられた3階建ての島村家住宅土蔵(国登録有形文化財 左)と明治時代に建てられた矢部家住宅(桶川市指定文化財 右)                                                                                      
                                                                                     (S)                                                         

□ パネル展示「日本鉄道会社と桶川」 □

主  催 OKEGAWA honプラス+運営協議会

    (桶川市・株式会社新都市ライフホールディングス・丸善雄松堂株式会社)

後  援 埼玉県教育委員会、日本博物館協会

展示企画 埼玉県立文書館

会  場 OKEGAWA honプラス+イベントスペース

    (〒363-0022 埼玉県桶川市若宮1-5-2おけがわマイン 3階)

会  期 平成29107日(土)~1020日(金)

時  間 10:0021:001020日(金)は15時閉場)

問 合 せ 桶川市立駅西口図書館(電話 048-786-6353

 

第20回 巨大 滑り台 出現!

○ はじめに
 6月から10月末まで、文書館は大規模改修工事の準備のため臨時休館しており、皆様には御不便をおかけしていることをお詫び申し上げます。
 11月から隣のK・Sビルで暫定開館し、限定的ながら行政文書等の閲覧を再開します。10月からは閲覧の事前予約の受付を始めました。閲覧希望のある方は、閲覧希望日の2週間前までに予約申込書を送付してくださるようにお願いします。

 当館では現在、予約受付事務の他、8月から始まった資料の搬出作業の最終段階を迎えています。10月中旬に資料の運び出しが終わったら次は備品の搬出を始め、作業完了を見届けた上で、最後に職員が10月末に隣のビルに引越しする予定です。
 そのなかで先日、地図センター保存庫にあるマップケースが館外へ運び出されました。地図資料を保管するために、地図センター設立時の平成4年からずっと保存庫に設置されていた特注の巨大な地図保管ケースなども含め、マップケースがどのように運び出されたか、今回御紹介します。

○ マップケースの紹介
 今まで地図センター所蔵の78,000点余りの各種地図は、それぞれの形状や材質に相応しい棚や容器を選んで保管に努めていました。例えば、国土地理院発行地図等の大半の地図は、マップロッカー、図面キャビネット、地図保管ケース等の専門のマップケースに入れていました。今回、外部の民間保管庫に地図資料を一括で預けるにあたっても、引き続き、従来のマップケースに収めたまま保管することになったため、地図資料と同じタイミングでケースも一緒に運び出されることになりました。


○ 搬出風景
 4階の地図センター保存庫からマップケースを館外に運び出すためには、入口のある1階まで降ろす必要があります。しかし地図保管ケースなどは幅1360mm、奥行980mm、高さ1200mmという特注サイズのため、当館のエレベーターに入りません。作業開始前に、「階段を使って降ろします」と、運送業者から報告を受けました。
 こんな巨大で重い(であろう)マップケースを作業員複数人が抱えて、4階から1階まで階段を使って降りることができるのだろうか?と正直心配をしていたところですが、報告後すぐに4階から1階までの階段に合板と青いシートを敷く養生が始まり、あっという間にマップケース専用の滑り台(?)が出来ていました。


   
 

 地図保管ケース25台、マップロッカー3台、図面キャビネット22台等のマップケース達が、熟練した作業員の方達の手によって、4階から1階までのマップケース専用の滑り台(?)を使って降ろされ、文書館の外に運び出されていきました。
 運搬車が当館に到着するタイミングに合わせて、マップケースを搬出する作業の風景に、さすがプロの仕事だと感じ入ってしまいました。


○ 今後について
 冒頭でもお伝えしましたが、11月からの暫定開館に向けて、現在閲覧予約を受け付けています。FAXなどの他、PC等による電子申請を御活用ください。
 詳細につきましては、当館ホームページ(http://www.monjo.spec.ed.jp/)などで御確認をお願いします。
 それでは、11月までの暫定開館まで、しばしお待ちくださるようお願いします。

(地図実(ちずみ))

 

 

第19回 これもLA連携? MA連携?

 近年は博学連携ばかりか、MLA連携が叫ばれています。「MLAって何?」と思った方もいるのではないでしょうか。MはmuseumM、すなわち博物館ですね。LlibraryL,こちらは図書館です。Aはもちろんarchives、文書館のことです。今、世界の潮流にも、このMLAの3つの機能の連携によって有機的に活動して市民に還元していく動きがあります。昨年のかわら版で紹介しましたが、ICA(国際文書館評議会)ソウル大会でも活発に議論されています。

 しかし、資料保存や利用方法など、3館ともそれぞれの経験から、なかなか一緒に組んで事業展開を図ることは困難が伴います。しかし、文書館は、博物館と図書館をつなぐ扇の要としての役割を果たすことができます。詳細は省きますが博物館と図書館との距離は離れていますが、文書館は両館の機能などをそれぞれ持ち合せており、両館との連携は比較的容易です。今年、文書館では工事休館を契機に、少しずつですが、MLA連携実現にむけて試行をしています。

 さて、10月14日(土)は鉄道の日ですが、これにちなんで桶川市立駅西口図書館から、「日本鉄道会社と桶川~日本最初の民間鉄道物語~」という講演会を依頼されました。あわせて同じテーマで、当館収蔵の鉄道関連史料と写真などのパネル展示を開催します【10月7日(土)~20日(金)会場:おけがわマイン3F OKEGAWA honプラスイベントスペース】。主催はOKEGAWA honプラス運営協議会(桶川市や丸善雄松堂など)で、埼玉県教育委員会と(公財)日本博物館協会の後援を得ています。これも図書館と文書館とのLA連携、後援もいれるとMLA連携といえるでしょうか。

 また翌週21日(土)には、川口市にあるSKIP・シティで、埼玉県産業労働部の商業・サービス産業支援課主催、㈱デジタル・SKIP・ステーション企画で上映会と講演を行います。映像は、埼玉県立博物館が企画し、埼玉県が製作した「中山道をゆく」で、同テーマで講演をします。博物館企画映像と文書館講演というこれもMA連携で、主催・企画はindustry、つまり産業ですから、MAI連携ですね。


 どちらの催しも、事前申込制ですが無料公開です。桶川での当館の展示は会期中いつでもご覧いただけますし、桶川駅から直結してアクセスもいいので、是非立ち寄ってみてください。
                       (ふみくら奉行)

 

第18回 乍恐以書付奉願上候

 表題の文言は,解読講習会終了時に受講者全員で声に出して読み上げた文です。この後には「仍而如件(よってくだんのごとし)」もおまけに付けました。2日間の講習の成果でしょうか,多くの受講者が自信をもって読まれていました。

 

 8月30日(水)・31日(木),埼玉県県民活動総合センター(伊奈町)に於いて「古文書解読講習会」を開催しました。当館恒例の夏の一大イベントです☆

 この講習会は,古文書をこれから学ばれる方からじっくりと読み込まれている方まで,多くの方々に古文書を楽しんでいただけるよう実施しています。

 1日目は,古文書の概要・中世の検地に関する文書・治水に関する文書・和宮下向に関する文書を取り上げ,2日目は,和算に関する文書・五榜の掲示・出征兵士からの手紙・雇外国人に関する文書(行政文書)を取り上げました。

 どの講師も,文字のくずし方や文書が書かれた時代背景の説明,古文書の学習のしかたなど,講師自身の経験を踏まえて講義を行いましたが,今年度は「原稿用紙」を活用した新たな学習方法も提案させていただきました。

 具体的には,原文の文字の横に翻刻しないことや原文の文章の高さと揃えて忠実に翻刻していくこと,文字の大きさに気を付けて翻刻すること,分からない文字は□(しかく)として記入し,分からない文字やその場所をはっきりさせていくことなどの学習のしかたを提案しました。

 実際に講習会の中で,原稿用紙に翻刻する活動を取り入れてみましたが,真剣に文書に向き合い,鉛筆が走る音だけが教室内に響く雰囲気は圧巻でした。真剣に取り組む姿は本当に美しいなと感じます。その後は,周りの方とどのように翻刻したのか話し合う時間も設定してみました。受講者の方から「原稿用紙に書く学習方法を初めて知ることができた。」というご感想も頂きました。


 
 講習会終了後は,多くの受講者の皆様からアンケートにご協力をいただき,貴重なご意見を頂戴することができました。受講者の多くの方々から「大変満足」または「満足」というお声をいただきました。取り上げた文書の年代が多岐に渡っていたことや解説の資料を充実させたこと,原稿用紙を活用した新たな学習方法を提案したこと,そして講師の熱意により,微力ながらも古文書の魅力をお届けすることができたのではないかと感じています。一方で,「初心者には難しい」や「ゆっくり説明をしてほしい」,「資料の文字が小さい」などたくさんのご指摘もいただきました。その他の反省点も踏まえて,これからの各種講座や来年度の解読講習会では,さらによりよいものにしていきたいと思います。

 これからも古文書を学ばれる皆様,あるいはこれから学んでみようと思う皆様へ。「くずし字の習得は1日にして成らず」ですが,心はくずれることなく頑張ってほしいと思います。私たちも頑張る皆様をサポートできるよう積極的に取り組んでまいりたいと思います。

 最後になりますが,表題に文言は,「おそれながら,かきつけをもって,ねがいあげたてまつりそうろう」と読みます。意味は,「おそれいりますが,書面にてお願い申し上げますこと」となります。おまけの「仍而如件」の意味は,「そこで前記記載の通りである」となります。

                                                 (いないいないばあ)

 

第17回 現在、資料の梱包・搬出作業中です

 6月から,文書館は大規模改修工事の準備のため臨時休館しており,皆様には御不便をおかけしていることをお詫び申し上げます。
 6月から7月まで,文書館では職員総出で約75万点となる収蔵資料等の総点検を行いました。8月からはいよいよ資料の梱包作業と搬出作業が始まり,10月末までに約5万箱が館外に運び出される予定です。今回は,こうした作業の真っただ中にある文書館の現状を御紹介します。

○ 梱包作業の様子
 資料は全て箱に詰めて搬出されます。どの箱に何を入れるのか,総点検の際に作成したリストをもとに,業者と館職員が一緒になって慎重に箱詰め作業を進めています。箱詰めのペースは毎日1,000箱以上にのぼり,ぎっしりと資料が並んでいた棚が,嘘のようにガランとした区画も増えてきました。
 

○ 搬出作業の様子
 1日6台のトラックが,午前1回・午後1回のピストン輸送で民間の倉庫会社へ資料を運んでいます。1台当たりの積載量は約100箱ですので,5万箱を運び終えるためには40日以上かかる計算になります。
 

○ 今後について
 11月からの,文書館の仮移転先が決まりました。現文書館のすぐ隣の「K・Sビル」(武蔵野銀行県庁前支店があるビル)の一部をお借りすることができ,閲覧室は2階に設ける予定です。ただし,従来のような広いスペースを確保できず,収蔵資料も全て民間倉庫に預託する関係上,資料の閲覧にはかなりの制約を伴うものとなる見込みです。
 11月以降の文書館の利用方法につきましては,現在,最終案を詰めている状況です。決まり次第,当館ホームページ(
http://www.monjo.spec.ed.jp/)などで御案内いたしますので,もう少々お待ちください。

(地図実(ちずみ))


 

第16回 子供体験教室~10年後の手紙・変体仮名編

 先日、「子供体験教室~和本づくり編」について、御紹介しました。


 今回は、和本づくりを終えた後の「10年後の手紙」と、「変体仮名の読み書き」の様子をお知らせします。

 8月9日(水)、10日(木)の各日午前・午後に第3~6回の子供体験教室を実施しました。子供体験教室の参加者の多くは小学校低学年ですが、なかには中学生の方もいるため、各自が作る和本づくりに要する時間には個人差があります。早く和本づくりを終えた参加者には、次の「変体仮名の読み書き」が始まるまでの間、「10年後の手紙」を書いてみませんかと、体験教室冒頭でお勧めしました。

 この「10年後の手紙」ですが、「10年後の自分」に宛てて子供達が手紙を書き、10年間文書館が預かり、10年後に手紙を書いた本人にお返しするという子供体験教室だけの限定企画です。手紙(文書)を未来のために大事に保管するという文書館(アーカイブズ)の役割を、子供達にも実感してほしいという職員の思いから生まれた事業です。

 文書館のマスコット「もんじろう」が猫である理由が、ネズミの害から文書を守るためであり、「『10年後の手紙』も、文書館で預かっている間、『もんじろう』がしっかり守ります、10年後に手紙をお渡しできることを楽しみにしています」とお伝えすると、子供達や保護者の多くは関心をもってくださったようでした。

 しかし、いざ書き始めるとなると、年齢や性格によってペースは様々で、鉛筆を持ったままずっと手が止まったきり黙っているお子さんもいました。「今、6歳なら、10年後は16歳だね。多分高校生かな? 何をしていると思う?」などと、職員から尋ね、10年後の自分のイメージが少しでも持てるように働きかけをしたりしました。


 反対に、「今、8歳だから10年後は大学受験の年で・・・」と自分の方から職員に話しかけ、手紙の内容も「××大学を受験・・・」と書き始め、将来設計が既にできあがっているようなお子さんもいました。「今、7歳だから10年後もまだ17歳なんだ。」と言い切った女の子の発言には、その場に居合わせた職員一同「17歳!羨ましい!」と、つい本音が出てしまうなどの場面も見られました。

 「10年後の手紙」「和本づくり」が一段落した頃を見計らって、次の「変体仮名の読み書き」に入ります。変体仮名の説明の前に、漢字の成り立ちについて、「どこの国から入ってきたと思う?」と問いかけ、パワーポイントの画像を交えながら「漢という時代の中国から入ってきたから、漢字といいます」と教えました。日本で漢字を使っていく中で、漢字の形が変わり、平仮名になっていく過程で「変体仮名」が生まれたこと、現在でも蕎麦屋の看板などで見られることもあり、意外と身近にあるということを、職員が具体例を示しながら説明すると、子供達は興味深げに話に聞き入っていました。



 一見分かりづらい「変体仮名」について、実際に子供達がどこまで興味を持ってくれるか、と正直不安な面もありましたが、担当職員全員で何度も打ち合わせを重ね、一からテキスト内容や当日の流れを見直し、十分な検討を重ねた結果、子供達が関心をもてる内容の事業になったのかと思います。実際に子供、保護者双方にお願いしたアンケートも、内容に満足したという回答が圧倒的多数でした。


 半面、申し込みの当選のお知らせが遅かった等の御意見もアンケートの中にはありました。その他の反省点も踏まえ、次の12月2日(土)実施分の子供体験教室は、より充実したものにしたいと思っています。参加申込みは、10月から受け付けますので、ぜひ御応募ください。お待ちしております。



(地図実(ちずみ))
 

第15回 文書館職員は広報マン

 ご案内のとおり今年度から文書館は、大規模改修に伴う工事休館のため各種の事業は、会場等を含め変則的に実施しています。文書館内での開催ができないため、MLA連携の一環で歴史と民俗の博物館、さきたま史跡の博物館、熊谷図書館、久喜図書館など県立の社会教育施設やさいたま市の公民館などと連携して、また市内の施設を会場にして、展示や各種講座、子供体験教室などをアウトリーチ活動として実施しています。

 さらに元気な県民のシルバー世代が学ぶ「彩の国いきがい大学」川越学園のふるさと伝承科では、通年で文書館職員や関係者が講師となって、文書館活動の一端など様々な知見を披露しています。

 これらはほんの一例ですが、休館中だからこそ、県民の皆様にリニューアル後の文書館に関心を持ってもらい、閲覧や展示見学などに利用されるように、我々職員一人一人が広報マンとなり、講演活動や講座などを通して文書館の活動を紹介しています。

 もちろん館長も先頭に立って講師を務めておりますよ。ちなみにNHKさいたま放送局(FM)の人気番組「日刊!さいたま~ず」の木曜日の「輝くさいたま~ずさん」の出演依頼があり、8月31日(木)の午後6時から30分程度お話しすることになりました。この番組は以前、「カルチャー」コーナーに展覧会の紹介で何度か出演したことがありますが、「輝くさいたま~ずさん」は初出演です。このコーナーは、埼玉に暮らし、埼玉を誇りに生きる「さいたま~ず」の皆さんに向け、埼玉の情報を発信し、埼玉の良さを見つめる番組だそうです。生放送なので緊張しますが、せっかくの機会なのでリスナーの皆さんに「埼玉県立文書館」の活動などを知ってもらおうと思っています。そのほか先日のブラタモリ大宮編で放送がカットされたこぼれ話など、盛りだくさんになりそうです。

 話のお相手は、與芝由三栄アナウンサーです。與芝アナは、元ミス慶応大だけあって、とても綺麗な方でした。かつて午後6時からの首都圏ネットワークやサンデースポーツのキャスターを務めていたので、皆さんもお顔や声はご存知でしょう。運転中の方は、交通安全に注意してチョット耳を傾けていただければと思います。                        (ふみくら奉行)
 

第14回 地域史料実務研修会-埼史協の活動から-

 7月21日(金)に埼玉県地域史料保存活用連絡協議会の地域史料実務研修会が八潮市立資料館で開催されました。

 実務研修会は、地域史料の保存・活用を新たに担当することとなった職員を対象として、地域史料に関する基礎的な知識を学んで頂くものとして実施しています。参加者は事務局を含めて28名でした。

 内容は、講義2本と資料館の施設見学でした。埼玉県立文書館の職員2名が(1)「埼玉県立文書館における公文書の管理」、(2)「これからはじめる史料保存」について講義を行いました。(1)は、文書館における公文書の管理および、歴史公文書の保存や歴史的資料の移管についての内容でした。(2)は、地域史料は、筆記技術や印刷技術、媒体(支持体)の変化などにより様々な劣化が生じるという内容でした。また、史料の保存環境を整えることで劣化を抑えることができること、虫損補修や裏打ちの処置をして史料の劣化を防ぐことなどの説明がされました。


 施設見学は八潮市立資料館の職員の方に施設概要および収蔵庫や古民家を丁寧に説明して頂きました。

 また、閉会後は企画展「記憶をつなぐ カスリーン台風と八潮」の見学をしました。終戦直後の昭和22年(1947)9月に関東地方を襲ったカスリーン台風を取り上げ、八潮市内で特に被害が大きかった八條村・潮止村の水害記録を用いて詳しく展示されていました。展示資料は、行政文書・地図・絵図・空中写真など様々な史料を取り上げ、被害状況など分かりやすく説明されていました。

                                                       (鷹党)

 

第13回 「四戸」を見て

 8月1日は、今シーズンで1回限定の蒸気機関車重連運転となる「SLやまぐち号」が走ったので、それを撮るため休みを取って山口方面に行ってきました。往路は青春18きっぷを使いましたが、復路もそれだと時間がかかりすぎるので、岡山から夜行特急「サンライズ」を利用します。すると東京駅に7:08に着くので、8月2日の勤務に支障なく出ることができました。

 夜行列車からは、外の風景が普段とは違って見えるものです。もうじき東京に着くなとボンヤリ外を眺めていたら、とある看板に、お名前としての「四戸」の文字が見えました。

 青森県から岩手県にかけて、一戸、二戸、三戸…という地名が点在するのはよく知られています。私は日本全国のすべての市町村役場を訪問したことがあり、もちろん一戸や二戸などの役場にも行ったことがあります。でも「四戸」という名称の市町村はありませんでした。四や九を忌避する日本人ならではの感覚なのかと思いきや、現に九戸村は実在します。一から九までの中で、使われていないのは四だけです。

 私は地名や名字の研究者ではないので、この件についてあまり詳しく調べたことはありません。しかし、名字としては存在する「四戸」の文字を見たとき、私はハッとしました。きっとどこかに四戸という場所があるに違いないと思いました。

 日本中の全市町村に行くには、地図を広げて行動計画を立てることが不可欠です。そうしたわけで、私は以前から地図をよく眺めていました。

 文書館に赴任して、全国的にも類例の少ない地図センターの存在を知ったのは幸いでしたが、今は工事準備のために休館しています。すでに館内資料の梱包・移送作業が始まっていて、地図を調べることはできません。


 文書館で調べたいものが調べられなくなる件につきましては、この「かわら版」でも経緯や現状などを御説明しています。御利用の皆様には御迷惑をおかけすることをお詫びいたします。

 今年11月以降は、予約制による暫定開館をする予定ですが、地図資料については保存と運搬の都合上、暫定開館期間中においても閲覧していただくことができません。地図ファンの方、あるいは商用等で地図センターを御利用いただいていた方につきましても、平成31年春に予定される復旧開館時までお待ちいただくことになります。御不便をおかけしますこと、重ねてお詫び申し上げます。                    
                                                         [
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第12回 子供体験教室~和本づくり編

 いよいよ夏本番となりました。

 ここ文書館でも、おもに近隣の学校に通う小学生を対象に、夏休みの「子供体験教室」を始めました。今回は、文書館が休館中のため、県民健康センター等の外部に会場を借りて、「和本」と「変体仮名」の内容の体験教室を実施しています

 職員としては、将来の文書館利用者である子供に対し、楽しい体験を通じて文書館(アーカイブズ)を知ってほしいという気持ちがあります。文書館ではない会場において、どこまで文書館の役割を子供に伝えることができるかが、今回の頑張りどころだと考え、今まで準備をしてきました。

 1回目(午前)、2回目(午後)を実施した7月26日(水)は朝から生憎の雨模様。

にもかかわらず、子供達は元気に会場に集まり、講師の話が始まると静かに聞いていました。

 最初はおとなしかった子供達も、会場の雰囲気にも慣れてきたのか、講師の問いかけに対し元気よく答えてくれるようになってきました。 「文書館」のキャラクター、『もんじろう』の絵を見せて、「何の動物だと思う?」と子供達に尋ねたところ、「とら!」と答えた子の方が「ねこ!」と答えた子より多かったりと、なかなか予想どおりの展開にならない場面もありました。

 「文書を食べるネズミから守るために、文書館のキャラクターは、ねこで、『もんじろう』と言うんですよ」と説明したにもかかわらず、「『しまじ××』でしょ」と某社のキャラクター名も飛び交ったりしていました。

 「和本づくり」の方では、子供達は一転して黙々と取り組んでいました。20種類以上の千代紙から好きな模様や色を選ぶのに迷っている子、化学糊しか使ったことがないらしく、デンプン糊の容器におそるおそる指を突っ込む子、和紙の表面と裏面を区別するのに、指でさすって「つるつる」、「ざらざら」、どっちだろうと真剣に考えている子、いろいろな表情の子供の顔を見ることができました。


 約1時間かけて、世界でたった一つの自分だけの「和本」を作り上げることができて、子供達は皆、満足なようでした。参加してくれた子供達が「和本づくり」を通して、「昔の文書」というものを知ることにより、文書館の存在や役割に気づいてくれれば、と願っています。


 この後も、8月9日(水)と10日(木)の午前・午後に、同じ会場で実施します

 8月実施分の参加申込みにつきましては、既に締め切りましたが、12月2日(土)実施分の参加申込みは、10月から受付けますので、ぜひ御応募ください。お待ちしております。

地図(ちず)()


 

第11回 貴重な資料の移転に向けて点検、点検

 文書館が臨時休館となってからはや2ヶ月、皆様にはご不便をおかけしています。

 現在、文書館の職員は総出で資料の点検、搬出作業に取り組んでいます。移転にあたって資料は外部保管庫で保管されることになりますが、移動に際してこれらの貴重な資料が1点も欠けてはなりません。そのため、移転前には公文書から古文書、地図まで75万点余の資料の所在と点数を正確に把握することが必要です。

 今回のもんじろうかわら版では、そうした点検業務の一端として、県の指定文化財などが収められた貴重書庫の様子と点検の状況をお伝えしたいと思います。

 

 まずは貴重書庫の様子をご紹介します。



 貴重書庫では、古文書を中心に中世から近代まで様々な資料を保存・管理しています。

室内は温湿度を安定させるため、木材を使用しており、資料を安全に保管するために桐タンスに収めて、万全の態勢をとっています。

 貴重書庫に収蔵する資料は4400点余。

6月上旬に1週間をかけて、リストと実際の資料を突き合わせて行ったチェックでは全点の無事を確認することができました。

 担当としては無事を確認することができてほっと一息、をつきたいところですが、このほかの保管庫に収蔵されている資料の点検に場を移して今日まで至っています。

 移転に向けてやらねばならないことは多々残っていますが、リニューアルオープンに向けて万全の態勢で臨めるよう、職員一同励んでまいります。皆様からの変わらぬご愛顧のほど、お願いいたします。

【閑話休題】

 さて、ご紹介した写真でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、貴重書庫で資料を収めるタンスには、埼玉県章があしらわれています。
                                                    (

 

 まが玉16個を円形にならべたもの。まが玉は、古代人が装飾品などとして大切にしたもの。埼玉県名の由来である「幸魂(さきみたま)」の「魂」は、「玉」の意味でもあり、まが玉は円形に配置したデザインは、「太陽」「発展」「情熱」「力強さ」を表している。県旗は県章を白地に赤く染め抜いたもので、昭和39年9月1日に制定された。(埼玉県HP 埼玉県章)

 埼玉県章の由来、みなさんご存知でしたか?
                                                                                 (まつを)

 

第10回 講演会と展覧会

 6月23日(金)に嵐山史跡の博物館の初級歴史講座で「武器・武具の見方①~刀剣~」について話をしてきました。同館では、秋に埼玉県刀剣保存協議会の第60回埼玉県名刀展(11月3日~26日)を開催します。そのプレイベントとしての初心者向けの講座です。会場は、博物館に隣接する国立女性教育会館大会議室でしたが満席で、「刀剣女子」ブームを象徴するように女性の姿が多くみられました。

 この名刀展は歴史と民俗の博物館(歴民博)との共催展示ですが、文書館では連携して同時期に歴民博で出開帳展示となる「関東管領上杉氏と埼玉の戦国武将」(11月3日~12月10日)を開催します。文書館選りすぐりの中世の貴重な古文書が一堂に並ぶまたとない展示となります。ご期待ください。




 翌24日(土)には川口市にあるSKIPシティの彩の国ビジュアルプラザで、埼玉県主催の上映会とトークショーに出演してきました。「武蔵一宮 氷川神社物語」をテーマに、関連の映画2本の上映に続き氷川神社禰宜の馬場直也氏と氷川神社に関するトークを行いました。今年は大政奉還150年やら、明治維新150年のプレイベントなど、各地で関連の催しがみられ、氷川神社も明治天皇が行幸されて間もなく150年ということで、今年10月には記念のお祭りが開催されます。氷川神社は、武蔵国を中心に分布しており、現在280社近くを数え、初詣も全国トップ10に入る神社です。埼玉県民にとっては身近にある神社であり、また神職のお話を聞けるまたとない機会ということで、300人近くの方が参加される満員の盛況でした。

 歴民博では平成30年1月に、特別展「明治天皇と氷川神社~行幸の軌跡~」(1月2日~2月11日)を、さいたま市立博物館と同時開催しますが、当文書館は休館中のため両館に収蔵資料の展示協力を行います。氷川神社関連の古文書が、大量に一度に出る機会はこれまでありませんでしたので、必見の展示となることでしょう。

 またSKIPシティ内のライブラリーでは、当館副館長撮影による写真展「ミニ鉄道展」も開催中です。

 是非、展覧会に足を運んでみては如何でしょうか。                            (ふみくら奉行

 

第9回 ブラタモリ~大宮編~に協力 7月1日放送

 先日、NHKの人気番組ブラタモリの大宮編の撮影が「なぜ大宮は、鉄道の町になったのか?」というお題で行われ、取材協力をしました。昨年秋ごろ、NHKさいたま放送局のNディレクターから相談があり、年明けから本格的に企画に協力して撮影にこぎつけることができました。

 内容は、番組を見てのお楽しみということで詳細はご容赦いただきますが、明治16(1883)に日本鉄道が上野~熊谷間(現在のJR高崎線)が敷設された時に、当初大宮に駅が置かれなかった理由が、江戸時代の大宮宿が特殊な宿場であったことにさかのぼることを解き明かすということがヒントです。

 タモリさんと近江アナ、案内役の元同僚(県学芸員)の宮瀧大東文化大教授と、旧中山道大宮宿をブラタモリしました。打合せなしのぶっつけ本番の撮影でしたが、タモリさんの博識ぶりには正直驚き、番組が簡単に終わってはと、あわてて近江アナに質問をふったりして冷や汗もののロケでした。ちょうど出勤時間帯の撮影でしたので、通勤する人たちが振り返り、あるいは立ち止まり、通行する人たちにご迷惑をおかけしたかもしれません。

ブラタモリH.P  www.nhk.or.jp/buratamori/




 人気番組ですので、全国の方々に埼玉県や大宮に関心をもって訪れていただき、また県立文書館の存在を少しでも知っていただいて、まだ先の話ですが、平成31年4月のリニューアル・オープン時には利用していただければ幸いです。                                           (ふみくら奉行)

 

第8回 講座・はじめての古文書を終えて

 5月18日(木)・25日(木)、6月1日(木)に「講座・はじめての古文書」を開催しました。今年度は文書館が大規模改修工事を控えていることもあり、埼玉県立歴史と民俗の博物館において開催しました。

 この講座は、古文書をこれから学ぶ方や少し学ばれている方を対象にした内容でした。

受講者の皆さんはとても熱心で、受付をして会場に入ると古文書のテキストを熱心に予習されていました。

 1回目は、古文書の読み方および通行手形について、2回目は縁組などで人が移動する際の古文書(「送り一札」・「引取一札」)、3回目は江戸時代の高札について取り上げました。また、3回目は博物館の常設展示室に展示してある高札や高札場を見学して、高札の大きさや様々な種類の高札があることなど理解を深めて頂きました。

 どの講師も、古文書の学習のやり方や講師自身の経験を踏まえて講義を行いました。また、テキストとなる古文書の解読を終えると、全員で声を出して読みました。

 受講者の方はどのくらい学習すればすらすら解読できるようになるのか心配されている印象を受けました。古文書を解読するためには、くずし字を正しく読めるようになること、当時の世相を理解することなど、根気強くトレーニングをする必要がありますが、少しずつ解読できるようになることをお話しました。

 講義終了後も、これから古文書を学ぶにあたって、辞典やテキストに関する質問が多くあり、講師がこれまで使用した辞典やテキストを紹介しました。



 今回残念ながら落選された方や、申し込み期間に間に合わなかった方もいらっしゃると思いますが、来年1月に熊谷を会場として今回と同じ内容の「はじめての古文書」を開催します。また、初級・中級レベルに挑戦される方を対象に、8月30日(水)・31日(木)に伊奈町の県民活動総合センターで古文書解読講習会を開催します。申し込み方法については、今後、彩の国だよりや当館ホームページでご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。                           (鷹党)                                                                           

 

第7回 地域に残る史料の保存と活用のために-埼史協の活動-

 埼玉県立文書館では、埼玉県で作成した公文書、県内旧家に残る古文書、地図などの史料(=アーカイブズ)の保存と活用をミッションとして掲げています。このミッションを達成するためには県内市町村をはじめとした自治体や関係機関と連携・協力し、また相互に研さんを積むことが不可欠です。

 県立文書館や県内市町村の史料保存・活用機関で構成する埼玉県地域史料保存活用連絡協議会(埼史協)では、県内における地域史料の保存や活用のいっそうの進展のために活動し、講演会、研修会や研究会などの事業を実施しています。

 少し時間が経ってしまいましたが、去る5月17日には、宮代町コミュニティセンター進修館にて、埼史協の今年度の事業計画を決定する総会と、アーカイブズの大切さを広く県民の皆様に知っていただくことを目的とする「国際アーカイブズの日」記念公開講演会を開催しました。

 公開講演会では、東洋大学法学部法律学科教授・弁護士・日本アーカイブズ学会副会長で行政法や公文書管理法制を御専門とする早川和宏先生をお招きし、「法とアーカイブズ―公文書・古文書のなかの権利―」と題してご講演いただきました。



 ふだんアーカイブズの業務のなかで扱っている公文書・古文書にまつわる法律上の問題、たとえば物としての文書の所有権や、文書の作成者の著作権などについて、具体的な事例をあげながら、わかりやすく解説していただきました。また過去の歴史を誰もが将来にわたって検証できるようにするためのアーカイブズの意義についてもお話いただきました。

 今回の御講演は、アーカイブズでの実際の業務に直接関わる内容で、法律上の取り決めをしっかりと意識することの重要性を学ぶことができました。

※「国際アーカイブズの日」とは……アーカイブズの国際組織ICAが、アーカイブズの大切さを世界中に広く伝えるため、毎年6月9日を「国際アーカイブズの日」と定め、記念事業を行っています。

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第6回 文書館と郵政博物館との意外な?関係

 5月28日に東京スカイツリーのソラマチにある郵政博物館から依頼されて、企画展「悠久の大逓信展」(~625日まで)の記念講演をしてきました。そこで今更ながらですが、気が付いたことがあります。郵政博物館は、かつて大手町にあった「逓信総合博物館」からソラマチに移転した博物館ですが、その前身の郵便博物館は明治35(1902)に創設され、今年115年を迎えた老舗博物館です。実は、当文書館と郵政博物館は、あまり知られていない関係があるのでご紹介しましょう。


 文書館は、約75万点の資料を収蔵していますが、その中に平成26年に展示紹介した「諸井()家文書」があります。本庄の諸井家は、渋沢栄一とも縁戚にあたる家で、当主はのちに秩父セメント社長などにも就いています。十代目当主であった諸井泉衛の時、明治5年(1872)に駅逓頭の前島密の依頼で自宅に本庄郵便取扱所を開設し、のちに本庄郵便局の局長となり、昭和30年まで代々局長を務めていました。現在郵便局の建物は、国の登録有形文化財となって保存されています。

 この諸井()家からは、文書館開館以前の昭和41年(1966)に当時の当主から逓信総合博物館に84件の郵便関係資料が寄贈されています。埼玉県の郵便事業の草創期を知るうえで当館と郵政博物館の資料は密接な関係があり、今後調査や研究などはもとより、展示など多方面から連携していきたいと改めて思いました。 (ふみくら奉行)

 

第5回 臨時休館のお詫びと背景(その2)

 少し長くなりますが、空調設備が当館の生命線であることを御説明したいと思います。

 

 空調に気を遣う大きな理由は、虫害対策、カビ対策と高温高湿による劣化防止にあります。

虫害を防ぐには、紙を食いちらす虫を排除し、また、新たな侵入を防ぐ以外に方法はありません。ですから資料は殺虫(くん蒸)してから保存庫に入れ、虫や小動物などが出入りできないよう密閉された空間に保存します。

 一方、そうした場合に大敵になるのがカビです。風通しが悪いところでカビが発生すると、手の施しようがなくなります。光は書類を褪色させたり劣化を進めたりするので、基本は真っ暗な環境で資料を保存しますが、カビはそうしたところを好む傾向にあります。

さらに、資料の劣化を少しでも食い止めるためには、材質によって低湿や低温が適したものやそうでないものなど、対応を変える必要があるのです。例えば写真のフィルムは、湿度が高い環境に長く置くと、互いに貼りついてしまいます。反面、木製の印鑑や木札類は、乾燥しすぎると割れたりゆがんだりしてしまいます。

 和紙に墨で書かれた古文書はデリケートではありますが、自然素材が中心で不純物が少なく比較的保存がきくものです。一方、現代の文書に使われる紙には化学物質などが多く含まれ、一見丈夫かと思いきや、意外にもろかったりするのです。




こうしたことから、当館の保存庫は24時間空調を基本とし、保存庫の区画ごとに各資料に適した温度と湿度をしっかり管理しなければなりません。そのために必要なのが、大きく高性能な空調設備なのです。

今回、地下の大型機械室や各階の空調機械室、屋上のクーリングタワーなどから、老朽化した巨大な空調機器をすべて館外へ搬出し、新たなものに更新しなければなりません。保存庫をはじめ天井裏に張り巡らされたダクトもすべて交換しなければならない状況に至っています。これらの設備を更新するということは、すなわち空調を止めることになります。天井や床を打ち抜いての大工事にもなりますので、とても館内に資料は置いておけません。地下2階から地上4階まで入っている大量の資料を、全て館外の安全な保管庫に移転させる必要があるのです。今この工事をしないと、資料が急速に傷み、カビにやられてしまう日が目前に迫っているのです。



 当館には「約75万点の資料がある」と申し上げました。その1点1点が、紙質にしてもインクにしてもバラエティに富んでいます。資料の存在と状態を一つ一つ確認しながら梱包し、空調とサスペンションの優れた専用運搬車などで劣化や破損を招くことなく一時保管となる保管庫へ運び出さなければなりません。

 

このような事情で、今回、やむを得ず長期の休館を決断いたしました。今回の大規模改修工事は、文書の保存環境を再整備し“県政の記憶装置”という文書館の使命を将来にわたって確実に果たすために不可欠なものなのです。皆様には誠に御迷惑をおかけいたしますが、どうか御理解と御協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

(休館後の文書館の利用方法等につきましては、詳細が決まりしだい御案内いたします。もう少々お待ちください。)

 

第4回 臨時休館のお詫びと背景(その1)

 県ホームページなどで御案内しておりますように、文書館は大規模改修工事の準備のため、6月1日(木)から5か月間に及ぶ臨時休館に入ります。

 11月には県庁近くの仮事務所で暫定開館いたしますが、閲覧できる資料の種類や点数、閲覧方法などを制限させていただかざるをえません。暫定開館は約1年間(平成29年11月~30年10月を予定)ですが、工事完了後に資料を戻す搬入・配架作業のため、再度の臨時休館を想定しています。このため、通常の閲覧体制に戻れるのは平成31年度になる見込みです。

 この期間中、皆様には多大なる御迷惑をおかけすることになりますことを、まずもってお詫び申し上げます。

 このように、約2年間にわたり資料の閲覧を休止ないし制限してまで改修工事を行わなければならない事情について、ご説明させていただきます。

 当館には、歴史的価値のある、あるいは今後価値が高まるであろう資料が約75万点収蔵されています。古くは江戸時代以前に書かれた古文書から、最近になって県の職員が作成した行政文書まで、ジャンルはほぼ全ての社会分野に及んでいます。中でも、明治初年から昭和22年までの行政文書は非常に貴重なもので、国の重要文化財に指定されています。これらの資料は、私たちだけでなく将来の世代も使えるよう、大切に保存し伝えていかなければなりません。




 当館はそのための特別な構造と設備を備えて昭和58年度に開館し、築後34年が経ちました。当初から大量の文書を保存する目的で建設されたために構造は頑丈で、建物自体はあまり傷んでいないように見えます。

 しかし、目に見えにくいところで老朽化や不具合が進行しています。消防設備、電気設備、給排水設備など、いずれも機器の寿命を迎えつつありますが、なかでも当館にとって最も重要な空調設備の老朽化が、今回の改修工事の決定的な要因となりました。(その2へ続く)

 

第3回 アーカイブズについて学んでみませんか?公開講演会のお知らせ

 官庁や企業、あるいは個人が残した歴史的な記録や文書のことをアーカイブズといい、そうした記録や文書を保存する、県立文書館のような施設のこともアーカイブズといいます。毎年69日は、アーカイブズの国際組織であるICA(国際公文書館会議)が定めた「国際アーカイブズの日」です。

 このたび、517日(水)に、埼玉県内のアーカイブズなどが会員となっている埼玉県地域史料保存活用連絡協議会が主催し、県立文書館と宮代町教育委員会が共催する、「国際アーカイブズの日」記念公開講演会を開催します。

 アーカイブズと法律の関係に詳しい、東洋大学法学部教授で日本アーカイブズ学会副会長の早川和宏先生をお招きし、著作権や個人情報保護の問題など、アーカイブズにまつわる身近な問題についてお話いただきます。

 どなたでも参加できますので、ふるってご参加下さい!

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埼玉県地域史料保存活用連絡協議会

平成29年度「国際アーカイブズの日」記念公開講演会

1 演  題 法とアーカイブズ ―公文書・古文書のなかの権利―

2 講  師 東洋大学法学部法律学科教授 早川 和宏 氏                                                    

3 日  時 平成29517日(水)14時~16

4 会  場 埼玉県宮代町 コミュニティセンター進修館小ホール

       (埼玉県南埼玉郡宮代町笠原1-1-1 電話0480-33-3846

5 主  催 埼玉県地域史料保存活用連絡協議会

6 共  催 埼玉県立文書館 宮代町教育委員会

7 後  援 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会

8 募集定員 100

9 参 加 費 無料

10 対  象 どなたでも参加できます

11 申  込 電話で事務局あてに申込み(425日(火)9時から、祝日をのぞく)     

       電話:048-865-0112

 
 
   講演会ポスターPDF

 

第2回 「埼玉の県令Ⅱ 吉田清英展」ご子孫来館

 平成29年311日にオープンした、コーナー展示「埼玉の県令Ⅱ 吉田清英展」も当館での展示は、おかげさまで、416日で終了しました。

 42日には、今回の展示の主役である吉田清英のひ孫にあたる方々など、ご子孫のみなさまにご来館いただきました。吉田清英の県令・県知事としての事績や、引退後の本庄での暮らしについて知ることのできる当館収蔵の古文書を熱心にご覧いただきました。なかでも書状に残るご先祖の筆跡は感慨深いものだったようです。

 また会期中には展示解説会を3回開催しました。今回の展示の内容をより詳しく知っていただけたのではないかと思います。
 

 
 今回の展示の一部の資料を選りぬいて、425日から723日まで、埼玉県立歴史と民俗の博物館で「埼玉の人物 第3代県令 吉田清英」として開催します! 歴史と民俗の博物館での展示もぜひご覧いただければ幸いです。

(S)

☆埼玉の人物 第3代県令 吉田清英展☆

主  催 埼玉県立文書館

共  催 埼玉県立歴史と民俗の博物館

会  期 平成29425日(火)~723日(日)

開館時間 午前9時~午後430分(受付は午後4時まで)

     ※71日(土)~723日(日)は、午前9時~午後5時(受付は午後430分まで)

休 館 日 埼玉県立歴史と民俗の博物館の休館日

     月曜日(717日(祝)は開館)、臨時休館日(612日(月)~19日(月))

会  場 埼玉県立歴史と民俗の博物館 地下1階 常設展示室第9

観 覧 料 埼玉県立歴史と民俗の博物館常設展観覧料

     一般 300円  高校生・学生 150

     ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1名含む)は無料

くわしくは、埼玉県立歴史と民俗の博物館ウェブサイトをごらんください。 http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/

 

第1回 新県指定文化財に!「小室家資料」4月11日から公開します

 当館所蔵の「小室家資料」7,622点が埼玉県指定有形文化財(歴史資料)となり、去る3月29日(水)にうらわ市民会館において行われた指定書の交付式に臨みました。当日は、小室家資料以外にも4件の有形文化財(建造物・彫刻・歴史資料・考古資料)と無形民俗文化財1件、記念物2件の計8件の県指定文化財指定書の交付が所有者(管理者)に対して行われました。【写真参照】

 小室家資料は、比企郡番匠村(ときがわ町)の在村医であった小室家に伝来し、同家から平成26年当館に寄贈された資料群です。同家の資料には家業の医学関係だけでなく、近世の名主文書や近代の村役場文書、俳諧を中心とした文化人との交流や好古家として収集した郷土関係資料など多岐にわたっています。【資料写真参照】

 当館では、411日(火)から531日(水)まで、「黒田()家文書・諸家文書展」のなかで、小室家資料の一部を紹介いたしますので、この機会を逃さずに是非ご来館ください。(もんじろう丸)


 
    指定書交付式の様子                       指定書「小室家資料」

         
     産科器具                許可書(産科施術伝授状)  
    
     紙本墨書「如達堂」(芳川波山筆)              如達堂産科奥術秘伝巻